2016年4月25日月曜日

野食会2016春に参加してきました(野草御膳作りました)。

4月23日、野食ハンマープライスのwackyさん主催の会に参加してきました。
以前に新年会に参加させていただきまして、その時の様子はジビエブログに記してあります。
http://gibier5656.blog.fc2.com/blog-entry-204.html
今回は野草料理をメインにしましたので、こちらのブログにアップします。
まずは自分が作ったものを、会場内で食べた料理などは別記事で紹介しますね。


なにか料理を作って持参しようと思い、色々考えました。
季節は春、食べられる野草や山菜が豊富な時期です。
なので今回は野草で色々作ろうかなっと。

実は野食会の数日前に東北へ夫婦旅行に行くことがすでに決まっていまして、その時に川連漆器のお重を購入しようと思っていました。
あ、それなら野草料理を重箱に詰めて持っていったらいいんじゃない?

作ってみました。


三段で内寸18センチの重箱です。
会場内ではゆっくりとは写せない気がしましたので、これは自宅で撮影しています。

色々作りましたので詳しい作り方等は後日個別にアップ予定。今は内容と簡単な感想だけ書きますね。

まずはご飯ものの重から。
・桜寿司(桜、カラスノエンドウの鞘)
・うこぎ飯(ウコギ)
・ハルノノゲシ三五八漬け
・ハナイカダのおひたし
ヤブカラシの鰹節醤油たたき
・アケビのおひたし
彩りに桜の漬け、ウコギの葉。仕切りに桜の葉、サルトリイバラの葉を使用。

桜は庭の八重桜、うこぎも庭に植えてあります。ノゲシも庭から採りました。
ヤブガラシ、アケビの芽、ハナイカダ、カラスノエンドウの実は家から徒歩15分くらいのところで収穫。
身近にはえている雑草がどんな味か知ってほしかったので作って詰めましたが、ヤブガラシとノゲシの料理は白いご飯と一緒のほうが断然美味しいです。
ハナイカダは時期が少し遅くて若干硬くなっています。
アケビの芽も苦味が少し強かったです。もう二週間早いともっと美味しかったのですが。
そしてアケビの芽は卵の黄身と一緒に食べたほうが美味しいです。

桜寿司とうこぎ飯レシピはこちら
ハルノノゲシ、ハナイカダ、アケビ料理の作り方はこちら


肉類の重
・野草の肉巻き(ハルジオン、カキドオシ、赤コゴミ(キヨタキシダ)、野蒜の葉、猪肉)
・アミガサタケの肉詰め煮(アミガサタケ(ブラック・イエロー)、野蒜の根元の茎、猪肉)
・おひたし(フキ、わらび、さしぼ(イタドリの新芽)、イタドリ)
彩りに菜花。肉巻きの上にも花びらを散らして。
仕切りに椿の葉を使用。

サシボは先日の東北旅行の際に秋田で摘んできました。
赤コゴミは東北旅行の時に道の駅で購入。
フキ、ハルジオン、カキドオシは庭から収穫。
イタドリ、ワラビ、ノビルはご近所探索中に採りました。
アミガサタケはこの場所で収穫。

肉巻きはカキドオシの味が少し勝ってしまいました。カキドオシの味を知っている人ならば、食べた時にわかると思います。
モリーユ肉詰めは悪くない味なのですが、モリーユの香りがしない一品になってしまいました。
フキ料理を食べた人から、フキ収穫します!と言ってもらえたのが嬉しかったです。

肉巻き、肉詰め煮レシピはこちら
おひたしはこちら

甘味などの重
よもぎ豆腐(よもぎ)
山椒白味噌甘だんご(山椒の葉)
・赤コゴミのマヨネーズ三五八和え
・フキの甘煮
・ハルジオンのカッテージチーズ辛子和え
彩りによもぎと山椒の葉、桜の葉、椿の葉を使用。

赤コゴミ、フキ、ハルジオン料理の作り方はこちら

よもぎ豆腐がいまひとつでした。
すり鉢ですって細かくした蓬を葛粉に混ぜて裏ごしした際に、残った繊維質を使わなかったせいか、ヨモギの味が薄かったです。
そして練りすぎた感じ?
もうちょっと水分多いとプリプリ感があったと思います。
なにせ初めて作りましたので、どこまで練ってよいかわかりませんでした。
入れて固める入れ物も適当なものがなく、表面に凸凹がある小鉢を使ったら、よもぎ豆腐の表面にあばたができちゃった。

赤コゴミは会場についてから和えましたので、この時はまだそのままの状態。
三五八の漬け床とマヨネーズ、合うと思います。
でも、赤コゴミや他の野草もそうですが、なにもつけないそのままの味のほうが美味しいと思う野草が多いです。

フキの甘煮はもっと甘いほうが好き。砂糖じゃりじゃりくらいが好み。
これも本当はできたてのほうがフキの味が強く感じられて美味しいのです。

ハルジオン、これは本当はクリームチーズ和えを作ろうと思っていました。
でも、間違えてカッテージチーズを買ってきてしまいまして計画変更。
味が決まらなかったので、辛子でごまかしました。

山椒甘味噌めっちゃ好き!!
白味噌と砂糖と山椒ってすっごくよく合う!
なので、白玉団子作って和えてみました。
女性陣に人気高かったです。

本当はこの段にハコベのオレンジ和えを入れようと思ってたんですよ。
でも、前日に和えて冷蔵庫に入れ、当日朝とりだしてみたら変色してて・・・
食べてみたら味のしまりがなくなっていましたのでやめました。
なので、積み重ねる予定だった肉巻きを一段にして、赤コゴミの和え物をこちらへ移動しました。


今回、野菜を使わないという自己縛りをつけて作ってみました。
やはり野菜がないと彩りが緑だけになってしまいますね。
味も単調になりますし、今後はもうしないかな。

魚があればまた違ったと思います。
山椒味噌焼きとかすり身にして野草混ぜてさつま揚げとか。
釣り行くにも私の家からですと交通費がかかりますのでなかなか行けません。釣り場所も知らないし。
なのでどなたか魚を恵んでくださいまし(すりすり

ざざむしサイトでコメントするときに興味心で原価を計算してみました。
米と調味料、人件費抜きで調べたら、赤コゴミ150円(1袋300円半分使用)、カッテージチーズ21円(1個218円10分の1程度使用)、白玉粉108円、葛粉328円で607円ですね。
東北旅行の時に持ち帰った赤コゴミとさしぼ以外は自宅周辺で採取ですので交通費もかかっていませんし。


後、作ったのはアナグマすき焼きとアナグマ脂燻製ですので、これは次の会場内での様子のところに記しますね。
今はここまで。







2 件のコメント:

  1. 野食会に参加したものです。アナグマ、山菜いただきました。
    肉巻きの中に香りの強い草がありましたけど、あれがカキドオシかしら?

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    1. はい、少しハーブのような、東南アジアちっくな香りがする草がカキドオシです。
      お茶にして飲むことが多いそうですが、私は料理に使うのが好きです。
      ただ、陽あたりがよいところですと茎が硬くなるのが難点だったり。
      木漏れ日程度のところにはえているカキドオシは茎が上に伸びて、とても柔らかくてGOODですよ。

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