2015年9月5日土曜日

食べられる野草摘み会3

野草摘み会に行ってきました。
今の時期は摘める野草の種類も量も少ないですが、どのようなものがあるか勉強になりますので開催。
私は主催者側で、10名近くが参加しました。

場所は河原。
最近は雨続きでしたが、この日は天気がよくて助かりました。
見つけた食べられる野草をアップしていきますね。


幼いクワ(クワ科)の木がありました。
クワの葉の形は色々。
実は美味しいですが、小さい実の種類もあります。
葉も食べられますのでお浸しや炒め物にして食べたことがありますが、ゴワゴワしててあまり美味しくなかったです。
葉を摘んでお茶にするのが一番いいかな。



クコ(ナス科)の花が咲いていました。


もうしばらくすると実がなります。
以前に実を摘んで乾燥させたことがありますが、乾燥したらほんっとに小さくなってしまい、料理用食材として売られているクコの実とは全然違うものになってしまいました。
食材のクコは別の品種なのかな?
https://ja.wikipedia.org/wiki/クコ



クコの若芽がとても美味しそう。
ウドンコ病だと思うのですが白く汚れてしまいやすい木ですので、初夏の野草摘みの時は綺麗な葉を探すのが大変です。
茹でて和え物にして食べたことがありますが、味はそれほど美味しくはありません。
普通に食べられる感じの味です。




ギシギシ(タデ科)の芽。
中央に写っている細い尖った芽だけを集めて茹でて出汁醤油でいただきます。
別名オカジュンサイ。ぬめりがあります。
成長した葉は酸味がありシュウ酸を含んでいますので、結石持ちの人は食べないようにしてください。



ギシギシ全容。


虫の食害が多かったです。
ギシギシに似た植物で同じタデ科のスイバがあります。
葉の下側の形で見分けます。



こちらは花が咲いた後のギシギシ。




スベリヒユ(ヒユ科)ありました。



山形では「ヒョウ」と呼ばれて食材として食べている野草ですね。



こちらは自宅庭から摘んだポーチュラカ(ハナスベリヒユ)。
スベリヒユとの味の違いを比べていただくために皆様へお分けしました。



ツユクサ(ツユクサ科)



この状態だと可食部は展開した葉の一枚目くらいかな。
茹でて料理します。
私は汁物に入れて食べるのがすき。
みじん切りにするとぬめりがでます。



たぶんアオゲイトウかな。
http://mikawanoyasou.org/data/aogeitou.htm
これは成長していますが、小さい個体をイヌビユと間違えてしまいました。
アオゲイトウの新葉や新芽は食べられますが、成長した葉は硝酸塩がたまるとのことで毒になるそうです。
毒の記述
http://www.amami.or.jp/kouiki/seibutsusigen/detail_plant/plant_detail_362.html
食用の記述
http://www.amazon.co.jp/うまい雑草、ヤバイ野草-日本人が食べてきた薬草・山菜・猛毒草-魅惑的な植物の見分け方から調理法まで-サイエンス・アイ新書-森-昭彦/dp/toc/4797356375
http://uetai.web.fc2.com/Iwawaki/I-Know/I-Editable-Poisonous/edi_leaf.html
なので皆さんが摘んで持ち帰った葉は連絡して捨てていただきました。

と言いつつ自分は食べてみていたりするわけで。
茹でただけの状態で食べると、イノコズチに似た食感で、緑の味が少し濃いです。
出汁醤油で食べると結構いけますが、やはり食感がいまひとつでした。



番外編

釣り人が鯉を釣り上げたところを見ました。
結構時間がかかるものなのですね。
50~60センチくらい、丸々とした立派な鯉で、他にも2匹釣り上げて泳がせていました。
エサは鮎を使用。私が食べたい(^^;



コムラサキシキブ(クマツヅラ科)



秋になって実が色づき始めると、お店ではムラサキシキブという名前で鉢植え販売されていますが、本当のムラサキシキブは別の品種です。
食べられないと思いつつも検索してみたら、食べている人結構いるんですね。



ヒナタイノコズチ(ヒユ科)


似たような植物が多いですが、茎の断面が四角いのがイノコズチです。
味はそれほど美味しいものではないです。
葉がゴワゴワしていて味がありません。
今までお浸し和え物炒め物と料理して食べました。
なにか味付けとか工夫すれば美味しいのかな。


アカツメクサ(正式名称ムラサキツメクサ マメ科)


https://ja.wikipedia.org/wiki/ムラサキツメクサ
子供の頃、花の蜜を吸ったことがある人も多いかも。
葉と花を天ぷらにして食べたことがありますが、とりたてて美味しいものではなかったです。



マツヨイグサ


月見草と呼ばれていますね。
これはたぶんオオマツヨイグサかな。
http://www.azami.sakura.ne.jp/yasou/y/oomatuyoigusa.htm
http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/choripetalae/onagraceae/oomatsuyoigusa/oomatsuyoigusa.htm
以前に別のマツヨイグサを食べたときにエグ味がすごくてそれ以来食べる気をなくしましたが、食用にできる野草です。



【毒注意】タマスダレ(ヒガンバナ科)


綺麗な花ですが、です。
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000082089.html




手前の蔓はヤブカラシ(ブドウ科)、奥の緑色の小さいのはツルマンネングサ(ベンケイソウ科)


どちらも食用になります。
今年の初夏くらいにネット記事でマンネングサが韓国で食べられていることをしりました。
http://matsue-hana.com/hana/turumannengusa.html
http://cookpad.com/recipe/1674971

ヤブカラシは茹でて一晩水にさらし、刻んでご飯にのせてかつおぶしと醤油をかけて食べるのが大好き!
ブドウ科のピリピリした刺激があります。
ヤブカラシを天ぷらにしたこともありますが、味がなくなってしまい、いまひとつでした。




イタドリの花が咲いていました。


http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/choripetalae/polygonaceae/itadori/itadori.htm



成長したイタドリ(タデ科)


食用できる植物ですが、ここまで成長したら硬くて食べられません。
春から初夏にかけて伸び始めた新芽の茎を食べます。



イタドリの新芽が出ていました。


たぶん、草刈りされた後に伸びてきたのでしょう。
茎が細すぎて食べられません。




たんぱく質も収獲しました。





最初ゴヨウアケビかと思ったのですが、葉の形でアケビかなと。
http://sankakuten.cside.com/jumoku-zukan/img-a/akebi.htm
http://sankakuten.cside.com/jumoku-zukan/img-b/goyouakebi.htm




タンポポ(キク科)だと思う。


ごく普通の河原でもこれだけの種類が摘めました。
ですが、美味しい!というものは少ないです。
参加されたみなさま、お疲れ様でした。


0 件のコメント:

コメントを投稿